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ひと夏の恋、和歌山でのひと夏の逆援出会いがある

和歌山県白浜市在住 D.Uさん(25歳)
俺の住む街は特に何も無い街だ。高速道路も近くには通っていなかったが、最近になってやっと開通したくらい田舎だ。ただ、夏になると色んなところから観光客がやってくる。何を目当てにだって?そりゃ海水浴に決まってる。なんせ和歌山は海くらいしかないんだから。ただ、みんな海にきているというよりは、そこで出会いを求めているって感じかな。

俺はいつも海の家で手伝いをしているんだけど、そこでひと夏の出会いがあった。出会い系サイトで見つけた女の子とメールをしていた。「今日のご飯何食べた?」とか「明日仕事なんだ、がんばってね」とか他愛もないメールだ。それでも暇つぶしには丁度良かった。そんな彼女が海水浴に来ると言った。

「来週なんだけどさ、友だちと一緒にそっちに行く予定なんだよね。和歌山案内してよ~。」「え、マジで?いきなりだなぁ…まぁ空いてたらいいよ。どこか行きたいところとかある?」「う~ん、やっぱり海みたいかな。ねぇ、一緒に海の近くのホテルとかに泊まれないの?」「泊まれるけど、俺の家だって和歌山だよ。」「ううん、二人で一緒に夜を過ごしたいのよ。それにお酒だって飲めるしね。もちろん、私がお金出すし、どう?」

彼女とは最初から「リアルに出会ったときは私がお金出すから心配しないで。私のほうが年上なんだから」という風に言われていた。彼女が来たとき、本当に全部出してくれるなんて思わなかった。これが逆援かと思ったし、逆援が本当にあると初めて知った。

そして俺が一番思い出に残る夏だったと思う。逆縁してくれた彼女とはもう連絡が取れない。幻だったのかもしれないが、彼女と泊まった海が見えるホテルで二人で飲んだワインのコルクは、今でも宝物として持っている。

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